別府倫太郎 – ポートフォリオ

別府倫太郎 Beppu Rintaro

2002年12月生まれ
新潟県十日町市在住

10歳の頃、入院生活の中で、アルコール系マーカーとケント紙を使って絵を描き始める。
2023年、アクリル絵の具と出会い、本格的に絵画活動を開始する。

2025年10月、東京・紀尾井町の文春ギャラリー(文藝春秋 西館)で
初個展 pour soi ― プール・ソワ ― を開催。

2026年5月、クリエイティブブランドOratnir(オラトニール)を始動。

幼少期から「他者に見られている感覚」に強く影響を受けながら育ち
作品には「目」のモチーフが繰り返し現れる。
また、「赤い木」などの色彩を生命の内側にある衝動として
とらえ、絵画の中に有機的・象徴的に描き続けている。

本人は ”色彩は痛覚である” と語る。

“すべての色彩は、痛覚というフィルターを通して表現される。
感情が痛みとして感じられるとき、そこに色が生まれる。
この世界を豊かに感じた分だけ、色彩は広がっていく。”

森の中や闇の中に感じる「見られている気配」、幼い頃に抱えていた
漠然とした虚無感や、存在への痛み――
そうした原体験が彼の色彩とイメージの根底にあり、それらをもとに
見ることに内在する心理的・哲学的な問いを表現している。

表現は絵画だけにとどまらず、幼い頃から「描くこと」と「書くこと」
の両方で自己と世界を見つめてきた。
2017年には文藝春秋より初の著書『別府倫太郎』を刊行。
以後、『ユリイカ』(青土社)、『文春オンライン』などにも寄稿し、
現在は個人文藝誌『レゾンデートル』を執筆している。

絵とことばの両方で、見ること/見られること、
生きること/痛みを受け取ることを問い続けている。

お問い合わせ先・お仕事のご依頼など 
e-mail : office@oratnir.jp

1.Acrylic on Canvas キャンバスにアクリル


何者かであろうとする、全ての存在へ。  
To Every Being Trying to Be Someone.
2025 / 2273mm x 1818mm / Acrylic on Canvas


Le Crépuscule 
2025 / 1167mm x 1167mm 
Acrylic on Canvas 

Le Matin 
2025 / 1167mm x 1167mm 
Acrylic on Canvas 

L’Aube
2025 / 1620mm x 1620mm 
Acrylic on Canvas 

補完し合う記憶  Complementary Memories
2024 / 1167mm x 1167mm 
Acrylic on Canvas 

Eugène
2025 / 606mm x 606mm 
Marine
2025 / 606mm x 606mm 
Antoine
2025 / 606mm x 606mm 
Simone
2025 / 606mm x 606mm 

自分の絵の中に雪国の気配のようなものがあることに気づく。
それは、いつも描いた後に気づく。
描く前にも、描いている時にも、描き終わってすぐの時も、気づきはしない。
自分はただ、自分をそこに描いたような気になっている。
しばらくして、
ふっと自分の絵をひとつの風景のように見れるようになった時、そこに雪国が見えてくる。
いくら派手な色を使っていようとも、その絵の中に流れている脈のようなものは、雪国の呼吸をしている。
雪国が雪の季節だけ雪国ではないように、
自分の絵の中にも、どこか雪国の気配がある。


森の中の気配  The Presence in the Forest
2024 / 1620mm x 1303mm 
Acrylic on Canvas 

アトリエ – 新潟県十日町市

豪雪地として、また魚沼産コシヒカリの産地として

知られる新潟県十日町市。

祖父が兼業農家として米づくりをしており、

その際に使っていた作業場をアトリエとして改装しました。

現在は、自宅に隣接するこのアトリエで制作を行っています。

相対する矛盾  Contradictions in Opposition
2024 / 1167mm x 1167mm 
Acrylic on Canvas 

2023 / 410mm x 410mm 
Acrylic on Canvas 
2023 / 410mm x 410mm 
Acrylic on Canvas 
2023 / 606mm x 606mm 
Acrylic on Canvas 
2023 / 606mm x 606mm 
Acrylic on Canvas  
2024 / 1,303mm x 970mm
Acrylic on Canvas
Mounton
2024 / 1000mm x 803mm
Acrylic on Canvas 
2026 / 1000mm x 803mm
Acrylic on Canvas 

Exhibition view / 展示風景

別府倫太郎 初個展   pour soi プール・ソワ
ー何者かであろうとする、すべての存在へー
会期 2025年10月1日(水)〜4日(土)
会場 文春ギャラリー
(東京・紀尾井町 文藝春秋 西館)

poursoi1
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2.その他制作物 / Other Works

スノーボード 
Hand-painted acrylic on snowboard スノーボードにアクリル絵の具でのペイント


2026 / 1520mm × 290mm
Acrylic on Snowboard
2026 / 1520mm × 290mm
Acrylic on Snowboard
2026 / 1520mm × 290mm
Acrylic on Snowboard

スニーカー
Hand-painted acrylic on sneaker スニーカーにアクリル絵の具でペイント

3.アルコール系マーカー/ケント紙 Alcohol-based markers on Kent paper

2022 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2022 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2022 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2022 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper

 自分で自分のことを認めるということは
 自分に厳しくすることよりも難しいことだ
 時に思う
 創作はひたすらに自分というものを
 認めていく作業なのではないかと
 決して 自分を形作っていく作業ではない
 自分をそのままに認めていく作業なのだ
 認めるということには労力がいる
 自分の中に自分を否定したがる自分がいて
 矛盾している訳でもないのに
 矛盾しているような気分になる
 それでも ぼくは自分の中に
 自分というものを認めなければならない
 どれだけ自分というものが価値のないもののように思えても
 どれだけ自分というものの中に
 むなしさを感じても
 ぼくは自分を認めなければならない
 なぜなら 認めなければ創作は始まらないからだ

文藝raison d’être 「創作 création」より

2022 / 515×364mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2021 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2021 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2019 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper

創作の中でしか生きられない自分がいる
創作の中でしか息ができない自分がいる
その自分は自分自身の全てではないし
その自分がいなくなっても
生きていくことはできる
だけれど生きているということが
実感できなくなってしまうのだ
だから
ぼくはもはや息苦しくなるほどに
生きているという実感に溺れるしかない
生きるということが
創作という行為を
必要とするのだ

文藝raison d’être 「創作 création」より

2022 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2021 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2016 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper
2020 / 420×297mm
Alcohol-based markers on Kent paper


2022 / 300×300mm
Alcohol-based markers on Kent paper


2022 / 300×300mm
Alcohol-based markers on Kent paper

2022 / 300×300mm
Alcohol-based markers on Kent paper

2022 / 300×300mm
Alcohol-based markers on Kent paper

—10歳の頃、病室のベッドの上で、初めて「作品」として残す絵を描いた。

あれから絵は変わってきたようでいて、どこか何も変わっていない気もする—

2013 / 297mm×420mm 
Alcohol ink marker on Kent paper
2013 / 297mm×420mm 
Alcohol ink marker on Kent paper
2013 / 297mm×420mm 
Alcohol ink marker on Kent paper

創作は、欠けている地点から始まる
自分の中に欠けている何か 欠けた記憶、欠けた感情
それらを埋めようとしてはみ出したもの
それを創作という

活動歴 Curriculum Vitae

別府 倫太郎|Beppu Rintaro

2002年 新潟県生まれ

個展 / Solo Exhibitions

2025 「pour soi – プール・ソワ -」— 何者かであろうとする、全ての存在へ。

   文春ギャラリー(東京・紀尾井町 文藝春秋 西館)

アートフェア / Art Fairs

2025 Independent Tokyo 2025(東京)

出版・文筆活動 / Publications & Writings

2017 著書『別府倫太郎』(文藝春秋)を出版

2017 寄稿 文春オンライン

    「学校に行かないことを選択した雪国の少年『別府倫太郎』
    14歳で本を出した『別府倫太郎』とは何者か」(2017年3月27日)

2019 寄稿 『ユリイカ』2019年2月号 特集=吉本ばなな エッセイ「ばななさん」

メディア掲載 / Media Features

2017 毎日小学生新聞「エンタメ!」

    作家・別府倫太郎さん そこにあるもの書き続ける(2017年6月10日)

2025 文春オンライン

   「不安はあるけど、定まっていなくてもいいんじゃないか」
   ——書籍『別府倫太郎』刊行から8年、22歳で初の個展を開く別府倫太郎さんの『現在地』
   (文春オンライン編集部)

テレビ出演 / TV Appearance

2014 『小さな新聞社 社長は11才』(制作:新潟総合テレビ)

    第23回 FNSドキュメンタリー大賞 ノミネート作品